菊原 志郎 vol.14

カテゴリ :
語録
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投稿者 :
木藤 大輔

よい価値観や美学を継承するには

読売クラブには美学というか、その態度やプレーが「かっこいいかダサいか」という価値基準がかなり明確にありました。雑なプレーやミスを他人のせいにするような振る舞いに対しては「ダサい」という感覚でした。人に文句を言う選手は「それはおまえが下手なだけだろ。ちゃんとやれよ」って言われるし、雑なプレーをした選手も「パスをピタッと出せるのがかっこいいんだろ」と言われる。そのようなしっかりとした価値観や基準は、できるだけ若いうちに確率されたほうがいいんです。
大人と子ども、みんながうまくつながっていることが大事です。幼い頃から一流の選手たちを間近で見る機会が多いことによって、「これがよいプレーこれはダメなプレー」という判断基準が子ども時代に確立できるのだと思います。しかし、日本の子どもたちはそんな機会が少ないので、よいプレーと悪いプレーがあまりわからないんですよね。

菊原 志郎(きくはら しろう)/小学4年から読売クラブ(現・東京ヴェルディ)でプレーし、15歳でプロ契約、16歳で日本サッカーリーグ最年少デビュー。20歳で日本代表に選出

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