U-15の、身震いする様なゲームを久々に見ました。
所属するフットサル2部リーグ3強の一角を、あと一歩というところまで追い詰めてみせたのです。
この話をするには1週間遡らないとなりません。
前節、リーグ優勝の最右翼であるペスカドーラに為す術なく大敗。
何もできず、というより「何もせずに」藁をつかもうともせず溺れていった印象でした。
その日の午前、小学生のハツラツとしたプレーを見ていたので、両方見た中島コーチとは
「小学生で元気もらったのに、中学生でガッカリしたね」と帰りの車中で話したものです。
とてもショックでした。
試合前から負けてなかったか。
一泡吹かせてやろう、勝点1でいいからもぎ取ってやろう。
そんな気持ちで臨んだ選手が、残念ながらスタメンの数もいなかった。何もできず当然です。
絶対変わろう。
技術が足りなくても、戦術が洗練されてなくても、フィジカルが劣ってても、できることはある。
それをこの1週間のトレーニングで伝え続けました。
今できることを今やらなかったら、一生自分を変えることなんてできやしない。
基準を勝手に低くしていないか。やってるつもりは、やっているうちに入らない。
限界なんて存在しない。あるとすれば自分が勝手に作り出した虚像に過ぎない。
今言ってる事が厳しいか。これが普通なんだ。一刻も早く今の自分から抜け出せ。
・・・
昨日の試合は本当に素晴らしかった。U-15の試合で初めて感動しました。
リードするも逆転され、再逆転してはひっくり返され、それでも追いつく超シーソーゲーム。
ゴールしてあんなに喜ぶ姿を久々で、何より攻守における執念が最初から最後まで凄まじかった。
あと1点が奪えなかったのは、まだまだ伸びる、精進あるのみ、そんなメッセージと受け取ろう。
U-15、ますます面白くなってきた。ありがとう。がんばろう。
(帰りにコンビニの前で何とも楽しそうに歌って過ごす選手たちには軽く注意しておきました笑)
Kido Daisuke