フレッシュカップグループリーグも、U-13は1試合、U-14は2試合を残すのみとなりました。
U-13はフリーな選手へのボール出しを再現性をもってできるか、U-14はボール出しからどう前進するかをテーマにそれぞれ取り組んでいます。
U-13では、積み上げとなる試合ができたかと思うと次の試合では崩れてしまったり、とまだ不安定さが目立ちます。
パススピードや飛ばせる距離などに制限があるのを考えると、判断への負荷が高い年代であることは間違いありません。
うまくいかない時に共通しているのはパスが目的になっている点です。
あくまで目的は前に進むことで、パスはその手段の1つでしかありません。
今のところ、アンビシオンのジュニアユースは、攻守一体となったプレーの中でボールを自分たちの意図する場所に運び、それを有利に進めるという考え方をしています。
つまり、ボールだけ進めて運に任せるのではなく、ボールと人を同時に進めることを目指します。
選手に要求するからには、こちらももっと今できることをベースに練り直し続けようと思います。
一方、U-14では大会中にこの学年でのベストゲームが出ました。
積み上げが結果に現れてきたこともあり、練習もハリがあります。
先日、雨天中止の連絡に気づかず集まった選手たちは、自分たちで現地のグラウンド整備をしていたそうです。
結果的に練習に遅れてしまうオマケ付きでしたが、「滑ってやりにくい!」と言っていた泥まみれの靴は、ようやく自主性が主体性に変わりつつある証だと思います。
まだまだ観ているのも苦しくなるような試合も多々ありますが、少しずつ積み上がっていく様子を一緒に楽しんでもらえることを願います。
マツゾノ