夏合宿で見えた+αの価値 〜対応だけで終わらない選手へ〜

カテゴリ :
マツゾノ日記
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投稿者 :
松薗 智也

今年も素晴らしい環境のもと、無事合宿を開催することができました。
大会関係者の皆様、選手を送り出してくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。

合宿という非日常の環境は、選手を少し素直にします。

同じ時間を食事も睡眠も一緒に過ごすことで、

プレーの中にも、生活の中にも、工夫の芽が見えてくる。
今回は、「集団で工夫する体験」を重ねられた3日間でした。

失敗の中で工夫する力が、集団を強くする。

そして、集団で工夫できるチームは、どんな相手にも崩れないと実感しました。

試合に入る前には、予想を持つ。

相手の変化に気づく。

変化に対応する。

さらに、自分たちからも変化を起こす。
この流れは、言葉にすればシンプルですが、

実際のゲームではそう簡単にはいきません。

対応しようとするあまり、自分たちのリズムを手放してしまうこともある。

だからこそ、対応の先に、意外性を添えられるかが鍵になります。
 
タスクをこなすだけなら、誰にでもできる。

タスクは最低限。+αが、その選手の価値になる。

相手の変化を見る目と、自分たちの変化を作る手。

その両方を持てる選手が、試合の主導権を握ります。
 
合宿の中で、+αを出せる瞬間がある選手は、

日常に戻っても必ず強みを発揮します。

逆に、与えられたタスクだけをこなす癖がついていると、

いつまでもただそこにいるだけの存在になってしまう。
 
対応は最低限。+αが本質。

この4日間でその意味を、少しでも体で感じてくれていたら嬉しいです。
 
非日常は終わりました。

ここからは、この経験を日常に落とし込む番です。

オフ明けから、グラウンドの中で+αを積み重ねられる選手が、次の景色をつくっていきます。





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