まだ、たったの1度だって6年生に勝ったことのない5年生。「歯が立たない」とは正にこのこと。
尊敬と憧れと、「勝てる訳ない」そんなちょっとした諦めが、今まではあったのかもしれません。
日曜はそんな6年生と5年生の真剣勝負。フットサルリーグもいよいよ大詰めです。
6年、チームとして現時点で新しく教えることはない。前日の教訓「プレーにこだわりを」。
5年にはそろそろ、何が何でも喰らい付いてほしい。今の6年は目標にしていい存在だと思う。
悩みましたが私は5年チームを担当させてもらいました。試合前に幾度となく焚きつけました。
6年に勝とうぜ。一度も勝てないなんて絶対やだよね。今日が1年365日の中で一番大事だよ!!
試合中に何が起こったとしても、たとえ一瞬でも選手が下を向かない様な声を心がけ続けました。
先制点をもぎ取る、5年にとって最高の立ち上がり。勢いを維持して前半は1点リードで折り返す。
「後半早いうちにできればもう1点取って、2点リードしたら縦切りで何が何でも守ろう」
しかしそんな思いとは裏腹に、後半すぐに取り返してきたのは6年生。もうプラン滅茶苦茶(笑)
どんな表情するのかな。そこは敢えて声をかけずに(かけてたかもしれませんが笑)見てました。
一人として下を向く選手はいません。いなかった様に思います。ベンチからもよく声が出てた!!
こちらが勝ち越し点を奪った辺りから、6年も惜しみ無く主力を出してきた。いよいよ全力だ!!
そこからはもう戦略云々ではありません。
「オレたちが5年に負けるわけねぇ!!」「今日こそは倒してやる!!」魂と魂のぶつかり合い。
これが見たかった。ずっと見ていたかった。どっちにも勝ってほしい。もはや両方を応援してた。
こんなに身体張れるのか、ってぐらい必死な5年生チームを初めて見た気がします。
見事に逃げ切った5年生。感極まる表情の子もいた様な気がします。
6年生は涙、涙。こんな姿、こんな展開初めてです。
改めて思うこと・・・できれば引き分けがよかった(笑)
でも引き分けは私が最も好まない結果。
勝った5年生、とてつもない自信になりました。
一方の6年生、残り1か月半に強い思いが芽生えたハズ。
とりあえず今回は5年生を褒めてあげたい。本当にすごかった!!
これは卒団式が相当楽しみになったな。。。
Kido Daisuke