フットサルで育まれること 〜受け手が主役のフットボール〜

カテゴリ :
マツゾノ日記
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投稿者 :
松薗 智也

2ndのメンバーは今年初のフットサルTRMを行いました。
真剣にサッカーをする集団を目指すからこそ、真摯にフットサルへ取り組んでいるチームとの交流は大切にしています。

フットサルは、受け手が中心になれるスポーツだと感じています。
ボールを受ける前、どこに立つかという意図の理解から、すでに駆け引きは始まっています。ポジショニングによって、相手を動かし、味方の判断を助ける。受け手が見せたラインの上に、パスは流れ込んでくる。
だからこそ、フットサルでは受け手が全身で示すという感覚が自然に身についていきます。狭いコートでスピーディーに判断する中で、受け手の意思がプレーの方向を決めていく。これはサッカーでも、これからますます求められる力だと思っています。
特に印象的なのは、選手たちの姿勢に表れる変化です。
全身で意思を表現する。「実力のある人は、姿勢からして端正である」という言葉の通り、繰り返し考えてきた選手の振る舞いには、自然な説得力があります。その振る舞い方が、味方にはわかりやすく、相手にはわかりにくいものであればあるほど、効果的なプレーになっていきます。
そして、見せられる人は、やがて見える人になっていく。それは、先を読める力と、味方に伝える技術の掛け算です。
出し手が、ただボールを渡すのではなく、受け手の未来を想像できているか。受け手もまた、自分の動きが味方を導くという責任を持つこと。
フットサルは、そのどちらも養うことのできる貴重なスポーツです。それが、一体感を生み出していくのだと思います。
フットサルで磨いているのは、ただのスキルではありません。
受けることが、プレーの中心になれる。そして、意思決定の質と、プレーのつながりを大切にする感覚。それが、これからの選手たちの表現の土台になっていくと信じています。


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