同じ練習をしていても、その時間の中で何を選んだかで、積み上がるものは全く違います。
どのパスを選ぶか。
どのタイミングで仕掛けるか。
どんな声をかけるか。
すべてが様子見のまま流れていく選手もいます。
サッカーに遊んでもらっているだけでは、なかなか次の景色は見えてきません。
迷ったまま、選ばずに時間を終えることは、努力と成長の間にある橋を崩してしまう気がします。
決められない時間が長いほど、
変わらない自分が強くなる。
サッカーで遊ぶとは、自分で決めて、その結果を受け止めることです。
失敗を恐れず、一歩を選ぶことでしか、次の道は見えてきません。
選ぶことには責任が伴います。
でも、その責任こそが、選手を強くする。
決めるたびに、自分の輪郭がはっきりしていく。
その積み重ねがプレーに芯を通し、自分らしさが形成されていきます。
どんな小さな場面でもいい。
自分の意思で選び取る。
その先にしか、成長の景色はありません。
サッカーに遊んでもらうか、サッカーで遊ぶか。
その差が、未来を分けるのだと思います。