U-15 読書感想文表彰選手
『ボランチ専門講座』福西崇史
僕がこの本を読んだ理由は、11人制のサッカーの時にだいたいボランチのポジションをやるからと言うことと、もっとボランチのポジションについて知りたかったからです。
そして読み始めると意外なことなどがかいてありました。
まず1つ目は「ミドルシュートは決まらなくてもいい」でした。最初、僕は「シュートなんだから決めなきゃダメでしょ」と思っていましたが読んでいる内に意外とそうではなかったのです。ミドルシュートを打つ事によって相手DFに「ミドルシュートを打ってくるかもしれない…」と意識させる事で次に同じような所でボールをもった時に相手ディフェンスが寄せてきてそうすればスペースがあいて裏へのパスなど効果的なパスが通りやすくなるというのだ。だから僕はミドルシュートを積極的に打っていこうと思いました。
2つ目は「全力ダッシュで突っ込まない」でした。
これは簡単に全力ダッシュで突っ込むと一発でかわされてしまい、さらに僕のポジションだと相手になんでもされてしまいます。だからちゃんとゆっくり、とれる所はしっかりボールを奪おうと思いました。
最後に僕は、このボランチと言うポジションは頭をしっかり使わないとダメなポジションなので、改めて勉強が大事だなと思いました。まだこれ意外にも良い事が書いてあるので何回も読み直そうを思いました。
ユイト(U-14、写真右)
『不屈』中澤佑二
この本には、佐藤岳という記者の知っている中澤佑二について細かく書いてあった。
まず、中澤の高校時代からプロに入るまでの話にいくつか気になった所があります。1つは中澤の練習量です。長友の様に練習の鬼になっていた中澤の小学生のチームの時のきついきつい練習内容がこの本には記されていました。もう1つは、中澤に対するまわりの反応です。中澤の高校のサッカー部では、一年生に練習の取り組み、礼儀作法、挨拶といったサッカー部内の様々な掟を二年生が教え、その中でも中澤はへらへらしている一年に対して「お前らやめちまえ」などと強くあたっていたために、下の学年から遠い目で見られていたそうです。時にはきらわれていた時期もあり、とにかくこ立していた時も少なくないそうです。そんな中でも中澤は、人目気にせず、自分はサッカーが好きだから、本気でプロになりたいから。そんな中澤のゆるぎないサッカーへの本気さ、サッカーへの情熱に少しおどろきました。サッカーのためだから、自分がやりたい練習をしているから、まわりからはどう思われてもいいという精神の強さにやはり違うなと感じました。最後の1つは、プロへのしゅう着心です。高校を卒業し、ブラジルへ留学して日本に戻ってきても母校の高校のコーチをやりながら、最終的にはヴェルディと練習試合を組み、自分自身が出場してアピールする。そうしてプロになった中澤のアピールを最後まであきらめないところが自分に足りないところだと思いました。そんな堅い、中澤のプロになるための決心のように自分も、1つずつ課題をクリアしていこうと思いました。
コウキ(U-13、写真左)
ヒントを無駄にするな
多くの本には、
すばらしい人生を送った人や、賢い生き方をしている人の発言や行動が記録されているわけですが、
「それはあくまでも本の話、自分とは関係ない」
と、頭でっかちな人ほどよく言います。
本当に知恵をつけたいと思うなら、
賢い人の言ったことや、やったことを、
「結果論だ」と斜にかまえたりせず、
とりあえず試してみてはいかがでしょうか。
吉田 松陰(よしだ しょういん)/日本の武士、思想家、教育者。山鹿流兵学師範。一般的に明治維新の精神的指導者・理論者として知られる
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