菊原 志郎 vol.18

カテゴリ :
語録
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投稿者 :
木藤 大輔

小・中学生で全国優勝した選手は伸びにくい

一生ずっと上に居続けられる人はほとんどいないんです。だから小・中学校のときに圧倒的に勝つよりも、大人に近づくにつれて少しずつ勝っていけるほうがいい。
そういう意味では、うまくいくことといかないこと、成功と失敗などいろいろ経験をして、そこからいかに多くのものを得るかということが、生きていくうえですごく大事な感覚だと思います。失敗ばかりでもダメだし、成功ばかりでもダメ。
(中略)
試合に出られないときの感覚ってすごく大事だと思うんです。サッカーをやっているといろいろな立場になることがあって、常に自分が中心でいられるわけでもないし、上のチームに行けば一番下っ端になって試合に出られないこともあるじゃないですか。
これは社会に出ても同じですよね。いろいろな立場になったときに、過去のその時々の立場で物事を見たり考えたりした経験が役に立つ。それは子どもの頃にスポーツで体感できることが多いから、スポーツの経験から学びを得るのはすごく大事なことだと思います。

菊原 志郎(きくはら しろう)/現役引退後はヴェルディのコーチを経て、U-15、U-16、U-17日本代表、JFAアカデミー福島、横浜F・マリノスジュニアユースでコーチを務め、2011年U-17ワールドカップメキシコ大会では日本代表を18年ぶりのベスト8に導く

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