中野 信子 vol.25

カテゴリ :
語録
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投稿者 :
木藤 大輔

運のいい人は自分の脳を「運のいい脳」に変える

結局、運というのは、その人がもともともっているものではなく、生まれつき決まっているものでもなく、その人の考え方と行動パターンによって変わる、といえます。
だとするなら、その人の考え方や行動パターンを決める脳そのものを「運のいい脳」にしてしまえばよいのです。

(中略)
その方法のひとつが「祈り」です。
(中略)
私がおすすめしたいのは、朝と晩の一日2回、お祈りをする方法です。
(中略)
朝は夜より前向きな気持ちになりやすいので、未来に目を向けた「将来なりたい自分」「成し遂げたい目標」などについて集中して祈ります。
(中略)
そして夜は、その日一日を振り返り反省します。「将来なりたい自分」のために、「成し遂げたい目標」のために、今日は何ができたか、と考えるのです。そしてできなかったことを反省し、明日できることを考える。
脳には「ルーティン化(パターン化・単調化)志向」という性質があります。これは脳ができるだけ「考えなくてもできること」を増やそうとする性質です。(中略)
そこで、毎日しっかり意識して祈ることが大切です。
そのために、祈る姿勢、時間、場所を決めておくといいでしょう。「朝の祈りは、起きてすぐに朝日を浴びながら」「夜の祈りは、寝る前に、正座して気持ちを整えながら」などと決めておくのです。
そして、毎日、毎朝、毎晩、心からのよい祈りを捧げる。これを続けていけば、脳はよい変化を遂げ「運のいい脳」になっていきます。

中野 信子(なかの のぶこ)/科学者、医学博士、認知科学者

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