勝負にこだわる

カテゴリ :
監督の呟き
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投稿者 :
木藤 大輔

UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝、アツかったですね!!

史上最多10度目の栄冠「デシマ」を狙う常勝、レアル・マドリード、
今大会の台風の目、40年ぶり2度目の決勝進出で初の優勝を狙うアトレティコ・マドリード、、、
大会史上初となる『同ホームタウン対決』というおまけ付き。

通算5度目(選手として2度、監督として3度目)のCL制覇を狙うアンチェロッティと、
アトレティコに勝者のメンタリティを植え付けて戦える集団にし、リーガエスパニョーラでは2強(バルサ・レアル)を抑え18年ぶりの優勝を果たしてしまった“勝負師”シメオネとの対決も見物。

アトレティコの献身的な守備は、シメオネと選手との信頼関係を証明する素晴らしいものでしたが
あと3分、いや2分だったかもしれない、先制した1点で耐え切れなかったアトレティコ。
90分で決着を付けられなかった時点で、選手層の厚さで優位なレアルに軍配が上がったかな。
もともとアトレティコのやり方は「90分用」の戦術だと見ていて感じました。
事実、後半途中までは見事にレアルを術中にはめてました。
それを見抜いて選手交代と共に流れを引き寄せたアンチェロッティの采配が本当に凄かった!!
何より、「何が何でも勝つ」みたいなメンタルで後半終了直前に同点にした“伝統の力”は見事。

素晴らしい決勝戦でした。両チームの力の差は本当に僅かでした。
 
 
さて、
アンビシオンU-9ですが土曜に初の遠征試合に行って参りました。
佐藤コーチも書いてますが、今回は1時間弱の道程を無事行って帰って来られた事が何よりの収穫。
私も前日から緊張してました。「ちびっ子たちはしっかり移動できるだろうか」と(笑)。
しかし子どもを侮っては行けませんね。子どもは大人が思っている以上に成長が早いです。
この行き帰りだけでも、子どもたちはずいぶん逞しくなったのではないでしょうか。
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試合ですが、U-9に関しては初めて8人制に臨んだ子がほとんどだったかと思います。
たくさん試合させて頂きました。GONAの皆さんありがとうございました。

アンビシオンの子たちは、試合を重ねるごとにどんどん良くなっていきました。
最初は避けてた相手のクリアボールをヘディングではね返せる様になったり、
スローインなどリスタートの切り替えを素早く行える様になったり。
試合時間が経てば経つほど成長していくのが楽しく、「やっぱり試合が成長させてくれるな」と。

6試合して6回泣きながらベンチに戻ってきた子がいました。
勝負にこだわる姿勢が本当に素晴らしいなと思いました。
その子は1年生ですが3年生の子と対等に戦えてました。
何度吹っ飛ばされてもボールに立ち向かってました。

試合が終わった後、選手たちに言いました。
「結果は、毎日の積み重ねでしかないよ。勝ちたければ、今日の悔しさを忘れないで練習しよう」
1・2年生にこんな話が伝わるかは分かりませんが、何年後かに気付いてくれればという思いです。

土曜の試合で負ける度に泣いていた子は、日曜の練習で果敢に上級生に立ち向かっていました。

相手が年上だからとか、強いからとか、負けた時の良い訳にはしない。
小学生の一学年は確かに大きな“違い”ですが、それをはね返す力を付けてほしい。
相手がどんなに強敵でも「同じ人間なんだから!!」という気持ちで立ち向かってほしい。

たくさん悔しい思いをして、誰よりも練習してサッカーを楽しんだ者だけが、強くなれる。
日本代表やCLの舞台で活躍するのに特別なルートなんてありません。
目の前の事に、いつも一生懸命に全力で取り組めるか。

U-9の初遠征、色んな角度から見て大成功でした。
選手は本当に一生懸命で素敵でしたね。次も今から楽しみです。

Kido Daisuke

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